こんにちは、シアトルのロミーです。
2021年1月31日、カタール航空がドーハからシアトルへのフライトを開始しました。カタール航空はアラスカ航空と独自に提携しておりますが、3月31日にアラスカ航空がワンワールド連合に加盟予定ですので、カタール航空とワンワールドで同じ連合の仲間となります。カタール航空はカタールのフラッグキャリアであり、シアトルとドーハ間約12,000kmの長距離便にボーイング777-300ER型機を使用しております。
シアトルへの路線は当初、3月にエアバスA350をローテーションで投入する予定でした。しかし、就航が2カ月前倒しになり、今回の運航を行う機材が777型機に変更されました。このワイドボディ機は1月29日から週4往復飛ぶ予定です。
今回の就航に777型機が選ばれた理由として、旅客だけではなく貨物の必要性を考えると理解できます。しかし777型機がこの路線の常設機になるとは限らず、最終的にはボーイング787-9ドリームライナーがシアトル線にもっともフィットしている機種になるかもしれません。
また、カタール航空はボーイング社の大口顧客です。エアバス機を使用しないことは、もしかするとボーイングへの敬意を込めている可能性もあります。
ボーイング社は昨日、777Xの最初の1号機を2023年後半まで納入しないと発表しました。そのため、少なくともそれまではカタール航空の777-300型機が普及する可能性があります。
全体として、カタール航空はシアトルへの就航に興奮しているのは明らかです。
アラスカ航空との新たなパートナーシップを最大限に活用したいと考えているでしょう。間違いなく、航空業界が変化し続ける中で、航空会社は長年にわたってシアトルへの運航を適応させていくでしょう。現在のパンデミックの影響を受けた後、塵も積もれば、航空機に関する要件についてより明確な理解が得られることでしょう。
アラスカ航空とカタール航空が最良のパートナーになることは間違いありませんが、ただ心配なのはアラスカ航空はエミレーツ航空とも独自に提携をしており、中東諸国のライバル航空会社2社と良い関係を維持できるかが問われます。
何れにしても、アメリカ北西部と中東アジアがより近くなり、両地域のビジネス効果を今後期待したいです。
それでは、今日も良い1日を!
シアトルより
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